認知症の予防薬

認知症の予防薬はあるの?

 

認知症やアルツハイマーといった言葉を、テレビや新聞で見かけない日はないというくらい、高齢者の認知症の問題が深刻になってきています。

 

高齢のご家族がいる方にとって、決して認知症や介護といった問題は他人事ではなく、身近に迫った切実な問題となってきています。

 

 

認知症は、いわゆる加齢による物忘れがひどいという状態とは違います。

 

脳神経の病気といっても過言ではなく、症状が進行してしまうと記憶の問題だけでなく、それに伴う徘徊や妄想といった周辺症状まで出てきてしまうので、認知症にならないように予防を心がけることが大切です。

 

 

一般的な病気であれば、その病気を治すための治療薬があります。治療があるということは、元の健康な状態に戻るということにもなるのですが、残念ながら認知症については、治療薬はありますが、元の状態に戻ることはありません。

 

 

ですから、認知症になって治療をするということよりも、認知症にならないように予防することがとても重要になります。

 

 

では、認知症にならないように認知症の予防薬があるかといえば、それも現在のところありません。

 

日本の医療制度では、治療薬は予防目的で使用することができないため、治療薬を予防薬として飲むことはできません。

 

認知症かどうかが疑わしい予備軍的なMCIという段階で、治療薬を処方する(予防薬としての使い方に近い)医師もいますが、基本的には治療薬が処方されるためには、認知症という診断名が付くことになります。

 

 

認知症の予防薬はありません。

 

認知症を予防するためには、現在のところ日常的にできる食事や運動など生活習慣を見直す、もしくはサプリメントのような手段で予防していくしかありません。

 

認知症の予防に役立つことは

 

読み書きの習慣をつける

脳の老化の予防対策として、本を読む、日記などの文章を書く、買い物での計算をするといった、少しでも考えるようにすることが大切です。

 

料理などの考える作業をする

料理は手順を考え、どうすれば美味しくできるかを考えながら作りますから、脳の活性化になります。単純作業ではなく、考えながら何かを作るような作業は、料理と同じく脳の活性化につながる対策です。

 

抗酸化作用のある食品を摂る

脳は活性酸素が蓄積しやすいので、活性酸素に対して抗酸化作用を持つのがビタミンC・E、β-カロチンを含む食品を摂ると良いといわれています。柑橘類やニンジンなどの果物や野菜を摂るように心がけることも対策になります。

 

ウォーキングなどの運動

健康のために運動をすることは基本的に大事なことですが、脳の活性化に対しても運動することで、脳の活性化を図ることができます。無理をせずウォーキングなど習慣化できることが対策のポイントになります。

 

 

それ以外にも、睡眠をしっかりとるといったような基本的な健康習慣や、できるだけ面倒がらずに自分で考え動くといったことを対策として心がけるようにしましょう。

 

認知症の治療薬

 

アリセプト

 

アルツハイマー病やレビー小体型認知症では、記憶や思考にかかわるアセチルコリン系の神経の働きが悪くなっています。これが原因で、物忘れがひどくなり、思考力や判断力が低下してしまうのです。さらにレビー小体型認知症では幻視や運動障害も特徴的です。

 

このお薬は抗認知症薬です。神経伝達物質であるアセチルコリンを増加させ、アセチルコリン系の神経活動を高める働きをします。結果として、記憶障害をはじめとする認知症の関連症状が改善されるのです。アセチルコリンが関係しているアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症に適用します。

 

 

メマリー

 

アルツハイマー病がすすむと、脳内のグルタミン酸という神経伝達物質が過剰となり、記憶に関係する神経の働きが悪くなってきます。そのため、物忘れがひどくなり、思考力や判断力が低下してきます。比較的ゆっくり進行しますが、病状がすすむと仕事や日常生活にも大きな支障がでてくるものです。

 

このお薬は、アルツハイマー病に有効な抗認知症薬です。おもな作用は、過剰なグルタミン酸をおさえ、グルタミン酸による悪影響から神経を守ることです。そして、グルタミン酸神経系の機能異常が改善され、アルツハイマー型認知症の諸症状が軽くなります。認知機能をよくするだけでなく、アルツハイマー病にともなう行動異常や心理症状にもよい影響をもたらします。このため、病気がすすんだやや重いアルツハイマー型認知症にとくに役立ちます。

 

 

レミニール

 

アルツハイマー病では、記憶や思考にかかわるアセチルコリン系の神経の働きが悪くなっています。これが原因で、物忘れがひどくなり、思考力や判断力が低下してしまうのです。比較的ゆっくり進行しますが、徐々に悪化し、日常生活にも支障がでてきます。

 

このお薬は、アルツハイマー病に有効な抗認知症薬です。おもな作用は、アセチルコリンを分解するアセチルコリンエステラーゼという酵素の働きを妨害し、脳内のアセチルコリンを増やすことです。さらに、アセチルコリン受容体のアロステリック部位に結合して神経の働きを高めます。これらの2つの作用により、アルツハイマー型認知症の諸症状を改善します。

 

 

リバスタッチ・イクセロンパッチ

 

アルツハイマー病では、記憶や思考にかかわるアセチルコリン系の神経の働きが悪くなっています。これが原因で、物忘れがひどくなり、思考力や判断力が低下してしまうのです。比較的ゆっくり進行しますが、徐々に悪化し、日常生活にも支障がでてきます。

 

このお薬はアルツハイマー病に有効な抗認知症薬です。神経伝達物質であるアセチルコリンを増加させ、アセチルコリン系の神経活動を高める働きをします。結果として、記憶障害をはじめとする認知症の関連症状が改善されるのです。

 

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